WordPress更新で壊さないために|バックアップ・更新順・戻し方
WordPress本体・テーマ・プラグインを更新する前後の確認表。バックアップの復元可否、更新単位、メンテナンス解除、失敗時の連絡内容を整理します。
この記事でわかること
先に答え:更新前に「戻せるか」を確認し、一度に全部変えない
WordPress本体、テーマ、プラグインの更新は、セキュリティや互換性のために必要です。ただし更新ボタンを押す前に、データベースとファイルの両方を保存し、復元方法・保存場所・担当者を確認します。
WordPress公式資料は、一般的なサイトを完全に戻すにはデータベースとファイルの両方が必要だと説明しています。記事・設定等はデータベース、テーマ・プラグイン・画像・設定ファイル等はファイル側にあり、どちらか一方だけでは不足します。
更新前に、対象と変更量を把握する
管理画面の「更新」一覧をそのまま全選択する前に、次の表を作ります。
| 対象 | 現在版 | 更新後 | 主な用途 | 失敗時の戻し方 |
|---|---|---|---|---|
| WordPress本体 | __ | __ | CMS本体 | ホスト手順・バックアップ |
| 使用中テーマ | __ | __ | 表示・テンプレート | 子テーマ・旧版・復元 |
| フォーム系 | __ | __ | 受付・通知 | 送信テスト・旧版 |
| SEO系 | __ | __ | メタ情報等 | 出力確認・旧版 |
| その他プラグイン | __ | __ | __ | __ |
テーマファイルを直接編集している場合、更新で変更が失われることがあります。WordPressのUpdates画面資料も、テーマファイルのカスタマイズは更新で失われるため、子テーマの利用を検討するよう注意しています。誰がどこを編集したか分からない場合は、先に差分を確認します。
バックアップは「作成成功」ではなく「復元可能」で判断する
更新直前の一式として、近い時刻のデータベースとファイルを同じ識別名で管理します。
バックアップ名:example-com-before-update-20261012-1640
データベース:取得済み/保存場所____
ファイル:取得済み/保存場所____
復元方法:ホストの復元機能/手動/担当者へ依頼
復元に必要な権限:____
復元テスト:実施済み/未実施
保持期限:____自動バックアップがある場合も、対象範囲、取得時刻、保持日数、復元操作を確認します。サーバー内だけに一つ保存すると、同じ障害で読めなくなる可能性があります。WordPress公式資料は複数の最近のバックアップを異なる場所に保管するよう案内しています。
更新は一単位ずつ、確認を挟む
サイトの重要度や検証環境の有無に合わせますが、原因を特定しやすい基本手順は次のとおりです。
- 更新前のトップ、記事、管理画面、フォーム、ログインを確認する。
- 更新対象一覧とバージョンを保存する。
- データベースとファイルをバックアップする。
- 可能なら検証環境で同じ更新を先に試す。
- 本体・テーマ・プラグインを一つの判断単位で更新する。
- 各単位の後に表示、編集、フォーム、主要機能を確認する。
- キャッシュを使う場合は、確認対象のキャッシュだけを更新する。
- 更新結果と時刻を記録し、問題があれば次の更新へ進まない。
厳密な更新順はサイト構成とリリースノートで変わります。「必ずプラグインから」等の一律な順番より、互換性情報を読み、まとめて変更せず、どの更新後に異常が出たか分かるようにします。
自動更新を使う範囲を決める
WordPressではテーマ・プラグインごとに自動更新を設定できます。公式資料では既定で1日2回、自動更新が実行される可能性があり、成功・失敗の通知メールが送られます。自動更新は、監視・バックアップ・通知確認と組み合わせます。
| 自動更新を検討しやすい条件 | 手動確認を挟みたい条件 |
|---|---|
| 更新頻度が安定している | 予約・決済・会員・フォームに関わる |
| 復元が短時間でできる | 独自改修や他プラグイン依存がある |
| 通知先が確認される | 管理者メールが届いていない |
| 死活・表示監視がある | 更新後の実操作確認が必要 |
自動更新の表示がない場合、WordPressの版だけでなく、ホスティング事業者やプラグインによる無効化も確認します。実行されない場合は「ツール→サイトヘルス」でCron関連エラーを確認する手順が公式資料にあります。
更新後に見る場所
- トップ、主要記事、固定ページが表示される。
- スマートフォン幅でメニューとボタンが操作できる。
- 管理画面へログインし、記事の編集・プレビュー・公開ができる。
- 問い合わせをテストし、保存・自動返信・管理者通知を確認する。
- 画像、CSS、JavaScriptで404やエラーが出ていない。
- SEOタイトル、canonical、構造化データ等の出力が残っている。
- サーバーログ、サイトヘルス、通知メールに新しい異常がない。
更新に失敗したときの分岐
| 現象 | 対応の入口 |
|---|---|
| 「メンテナンス中」のまま | 更新処理の完了状況、.maintenance、ホスト手順 |
| 白画面・500 | エラーログ、直前に更新した対象、PHP互換性 |
| 管理画面だけ入れない | URL、Cookie、プラグイン、権限、ログ |
| 画面は出るがフォーム停止 | 送信・保存・通知・外部APIを分ける |
| レイアウトだけ崩れる | テーマ、子テーマ、CSS、キャッシュ |
WordPress公式のUpdates画面資料は、自動更新後も失敗表示が残る場合の一例として、ルートの .maintenance ファイルを削除して再試行する方法を示しています。ただし、FTP/SFTPやファイル管理の対象を誤ると別の障害になります。場所や原因が分からない場合は、ホストまたは制作担当者へ状態を伝えます。
問い合わせ用テンプレート
対象URL:https://example.com/
発生日時:2026-10-12 16:50 UTC
直前に更新した対象と版:____
更新前の版:____
画面の現象:白画面/500/表示崩れ/フォーム停止
管理画面:入れる/入れない
バックアップ:DB・ファイルとも取得済み
復元方法:____
エラーログの時刻・内容:____
希望:原因を確認し、復元または安全な再更新の判断パスワード、データベース認証情報、秘密鍵は依頼文へ貼り付けません。更新を続ける前に状態を固定し、直前の一変更へ戻って調べます。
SITE PORTを検討するときの確認ポイント
サイト制作を依頼する場合は、画面の見た目だけでなく、この記事で扱った設定を誰が担当するか、公開後に何を自分で変更できるかを確認します。SITE PORTの完成例と編集デモでは、完成イメージと日常的な編集の流れを確認できます。サーバー設定・検索向けコード・WordPress保守が通常の本文編集と同じ範囲で扱えるとは限らないため、必要な作業を具体的に伝えて対応範囲を確認してください。
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