WordPressにPDFを載せる方法|リンクの作り方・開けないとき・差し替えまで
ファイルブロックでPDFを掲載し、公開ページから正しい資料が読めるか確かめる手順。持ち物案内の具体例と5枚の図解で、容量・リンク名・表示確認・新版への差し替えまで説明します。
この記事でわかること
WordPressにPDFを載せるには、PDFをサイトへアップロードし、読む人が押せるリンクをページに置きます。最後に公開ページから開いて、資料の中身まで確認すれば完了です。
対象は、WordPressのブロックエディターでページを更新できる人です。ブロックとは、本文・画像・ファイルなどを配置する編集用の部品。ここでは「体験教室の持ち物案内」を掲載する架空例を、準備から差し替えまで通して使います。クラシックエディターや独自のページ作成ツールは操作が異なります。
完成状態は、読者が「体験教室」のページで持ち物を読み、必要なら2ページのPDFも開けることです。新しいプラグインや有料のPDF編集サービスの導入は、この例の前提にしていません。
1.先に、載せるPDFと編集するページを用意する
手元に必要なのは、公開してよいPDF、WordPressのログイン方法、掲載するページの3つです。自分で作成した資料か、掲載許可のある資料を使います。本記事の見本は編集部作成の架空例で、実際に配布するPDFはありません。
| 確認するもの | 今回の架空例 | 自分の資料で見る場所 |
|---|---|---|
| 資料名 | 体験教室の持ち物案内 | PDFの1ページ目 |
| 版の表示 | 2026年10月版 | 表紙や更新日の記載 |
| ページ数 | 2ページ | PDFを開いたときのページ表示 |
| 容量 | 約240KB | Windowsはファイルを右クリック→プロパティ、Macは選択→情報を見る |
| 保存名 | trial-guide-2026-10.pdf | 手元のファイル名 |
| 載せるページ | 体験教室 | WordPressの固定ページ一覧 |
この表の数字をそのまま自分の案内に使わず、実物を確認して書き換えてください。保存名に日付を入れるのは、旧版と区別しやすくする編集部の提案です。必須の命名規則ではありません。
まず手元でPDFを開き、2ページとも読めること、公開不要な連絡先や内部メモが入っていないことを確認します。画像だけで文字が読みにくい資料なら、元の文書から文字を保ったPDFを書き出せるかも見直します。PDFのアクセシビリティ全体を、この確認だけで保証できるわけではありません。
WordPressにログインし、左のメニューから「固定ページ」を開きます。「体験教室」に相当するページを選んで編集します。すでに公開中なら、編集前の本文を手元に控えておくと変更箇所を戻しやすくなります。
2.「ファイル」ブロックからPDFを選ぶ
PDFへのリンクを置きたい位置で「+」を押し、ブロック検索で「ファイル」を探して追加します。「アップロード」を選び、準備したPDFを指定します。すでにサイトへ保存済みなら「メディアライブラリ」から選べます。メディアライブラリは、サイトに保存した画像やファイルの一覧です。
挿入後、ブロック内のファイル名の文字を選び、読者に見せる資料名へ変更します。ここで整えるのはページに表示する文字です。手元のPDFのファイル名を変更する作業とは分けて考えます。
ファイルブロックを選んで右側のブロック設定を開きます。リンク先を選べる場合は、PDFそのものを開かせるため「メディアファイル」を選びます。「添付ファイルのページ」は、PDFとは別の紹介ページを指します。
最初はPDFの埋め込み表示を使わず、リンクから開く形で進めるのが編集部の提案です。埋め込みとは、PDFの表示枠をページの中に置く機能です。PDF設定にインライン表示のスイッチがあればオフにし、必要ならダウンロードボタンも非表示にできます。リンクの文字は残します。
これらはWordPress公式のファイルブロック説明に基づく操作です。設定名や配置は、WordPressのバージョン・翻訳・編集権限・テーマなどで変わります。対象の設定が見つからないときは、まず選択中の部品が「ファイル」かを確認してください。
3.リンク名と、PDFを開かなくても読める説明を置く
「こちら」だけでは、開く資料や容量がわかりません。W3Cの文章作成ガイドも、リンク先の内容が伝わる文字と、文書形式やサイズなどの情報を案内しています。
今回なら、PDFの直前に段落ブロックを置き、次の文を入れます。
ファイルブロックに表示する文字は、次の例を使えます。
大事な持ち物を本文にも書くのは編集部の提案です。スマホでPDFを拡大しなくても必要な準備がわかり、PDFが開けない場合にも最低限の情報が残ります。本文とPDFの内容は必ず一致させてください。
「ダウンロード」と表示しても、すべての端末で同じ保存画面になるとは限りません。MDNのリンク要素の説明では、ブラウザーや設定によって保存・アプリで開く・ブラウザー内で表示するなど動作が異なるとされています。PDFが読めるなら、画面に表示されたことだけを失敗とは判断しません。
4.ページを更新し、読者と同じ入口から確認する
プレビューで説明文とリンク位置を確認し、ページの公開または更新を確定します。既存ページを編集しているなら、そのページを更新します。確認画面が出る場合は、保存が完了するまで進めてください。
次に、管理画面のプレビューではなく実際の公開ページのURLを開きます。可能ならWordPressにログインしていない別のブラウザーでも確認します。サイト自体を限定公開している場合は、想定する閲覧者の権限で確認してください。
確認する順番は次のとおりです。
- ページ上に「筆記用具と飲み物」の説明とPDFのリンクがある。
- そのリンクを押すと、目的のPDFが開く、または保存できる。
- 資料名が「体験教室の持ち物案内」、版が「2026年10月版」になっている。
- 2ページ目まで読めて、文字や図が途中で欠けていない。
- スマホでもリンクを押せて、重要な持ち物を本文から読める。
リンクを押せたことだけでなく、正しい版まで読めたかが完了判定です。掲載時の確認メモは、次のように残せます。
確認日:自分が作業した日
掲載ページ:体験教室
資料名:体験教室の持ち物案内
版:2026年10月版
ページ数:2
容量:約240KB
確認結果:公開ページからPDFが開き、2ページ目まで読めた
スマホ確認:本文とリンクを確認済みこれは記入例です。未確認の項目を「確認済み」にせず、実際の結果を書きます。
5.うまくいかないときは、止まった場所から分ける
何度も同じPDFをアップロードする前に、次の表で切り分けます。
|止まった場所・症状|先に見るところ|次にすること|
|アップロード自体ができない|表示されたエラー、ファイル容量、編集権限|手元でPDFが開くか確認。容量制限なら画質と読みやすさを保って書き出し直すか、管理者へ相談|
|アップロードするボタンが使えない|ログイン中のアカウントの役割|WordPress標準では管理者・編集者・投稿者がアップロード可能。権限を自分で変えず管理者へ確認|
|ページにリンクが出ない|編集したページと実際に見ているURL、更新完了の有無|ページを取り違えていないか確認し、再読み込みする|
|「見つかりません」などが出る|リンク先URLと、ライブラリ内のPDFのURL|PDFが存在するか確認し、正しいファイルを選び直す|
|ログインしているときだけ読める|ページとPDF、それぞれの閲覧制限|公開対象と設定を管理者へ確認。制限をむやみに外さない|
|古い版が開く|リンク先と、開いたPDF内の版表示|新しいPDFを選べているか確認。ブラウザーの過去の保存物と混同しない|
|PDFの枠だけが空白になる|埋め込み表示の設定|PDFへの通常のリンクで開けるか試す|
アップロード上限は全サイト共通ではありません。WordPress公式のアップロード画面説明によると、画面にホスティング側で設定された最大容量が表示されます。管理画面の「メディア」から新規アップロード画面を開き、その表示を確認します。KB・MBの単位も見てください。
原因がわからなければ、ページURL、PDFのURL、エラー文、作業した時刻、「ログイン中だけ読めるか」を記録して管理者へ渡します。パスワードや管理画面へのログイン用URLを一般公開の記事や掲示板へ載せる必要はありません。
6.翌月のPDFへ差し替えるとき
ここからは、同じ持ち物案内を11月版へ更新する架空の続きです。編集部では、初めて更新する人には新版を別名で保存し、ページのリンクを付け替える方法を提案します。どのファイルを指しているかを見分けやすいためです。
- 新版を
trial-guide-2026-11.pdfとして準備し、中身に「2026年11月版」とあるか確認する。 - ページ編集でファイルブロックを選び、「置換」から新版をアップロードするか、保存済みの新版を選ぶ。
- 本文の版表示と、リンクに書いたページ数・容量を新版の実物に合わせる。旧版の「2ページ・約240KB」を自動的に引き継がない。
- ページを更新し、公開ページから新版が開くことをもう一度確認する。
- ほかの固定ページや投稿に旧版へのリンクがないか、管理画面の検索で資料名や旧ファイル名を手掛かりに調べる。検索で見つからない配置もあり得るので、メニューや案内ページも確認する。
一つのブロックを置換しても、別ページのリンクまで変更されたとは判断しません。旧版を削除するかは、残っているリンクや過去の配布先を確認して決めます。公開してはいけない情報が混ざった場合は通常の差し替えと分け、速やかに管理者へ削除・アクセス制限などの対応を相談してください。
更新しやすい案内ページを作りたいとき
自社サービスのご案内:SITE PORTは、Webのしるべと同じ運営者のサービスです。完成例と編集デモの案内先を掲載しています。PDFの掲載・差し替えが自分の用途に対応するかは、相談時に確認してください。本記事はSITE PORTのPDF機能や料金を確認・保証するものではありません。
この記事の操作説明は2026年10月13日に一次資料を確認しました。図はすべて編集部作成の模式図で、実画面や利用実績の画像ではありません。保存名・完成文・点検順・別名での差し替えは、公式の必須条件ではなく編集部の運用提案です。
出典・確認情報
確認日:2026-10-13 / 公式情報の要点と編集部の提案を整理しています。価格・機能・条件は変更される場合があります。
WordPress公式:File block(2026年10月13日確認)WordPress公式:Media Add New screen(2026年10月13日確認)W3C WAI:Writing for Web Accessibility(2026年10月13日確認)MDN:HTML a アンカー要素(2026年10月13日確認)
